『僕らの雷鳴と、変わらない愛を、君に。』

ライブ

初音ミク JAPAN TOUR 2023 ~THUNDERBOLT~が日本全国を無事まわれて、札幌での最終公演を終えたはずである。第一に、ピアプロ・キャラクターズたちには大感謝であるし、彼ら彼女らを「召喚」する為の支援を行っている技術メンバーにも大感謝である。

若干遅い自覚はあるが、早めにあれこれを忘れてしまわないうちに、急遽発生した名古屋、大阪、東京の3都市6公演分の感想を出しておこうと思ったのである。時の流れによって風化することなく、僕の心に刻まれたTHUNDERBOLTの記憶を永遠に残すために…

2023.12.04 : Ver 1.0.3へ更新。緊急で削除を要する内容があったため、一部を削除し、表現を改めました。
2023.06.12 : Ver 1.0.2へ更新。英語の表現変更を行いました。だって一字一句覚えてるわけじゃないもん!
2023.04.09 : Ver 1.0.1へ更新。読みにくい表現を直したり、コールに関しての感想を追記したりしました。

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名古屋公演 〜そこで待ってるミクに 今 (僕から) 会いに来たよ〜

もともと、『初音ミク JAPAN TOUR 2023 ~THUNDERBOLT~』は行けないし、行かない予定だった。就活とか、コストとか、あれこれが立て込みすぎて、普通に考えてギリギリ過ぎたのである。

それと共に、毎年冬は冬眠がちというか、やる気が湧きにくい時期というのも大きい。コミケ後に燃え尽き症候群一歩手前みたいな状態になっていたのもあると思う。とにかく、初音ミクとまともに向き合うという感じではなかった。

まぁそんな感じで断っていたのだが… どういう訳か、いきなり参加する事にした。すべては、ミクスパート検定対策サーバーとかいうDiscordグループ上で…


THUNDERBOLT名古屋公演のチケット、急に同行する人が29連勤になって余りました!
このサーバーの皆様、昼夜あるので一枚いかがですか????

そら
そら

名古屋かぁ。
夜行バスで弾丸してもいいかもなぁ… (アホの顔)

試験官P
試験官P

ちなみに、EXこだまファミリー早割で行ったら、そんなに高くならんし、バスと違って定時性が安心やで。

そら
そら

@あまここ
チケットってまだありますか!!!!!!!!!!!
あるなら行こうかと思います!!!!!!!!

あまここ氏
あまここ氏

ありますよ!
さすが!助かります…!

*けっこうそのままです


みたいな事が起きたようである。この界隈は軽率に沼に突き落とす人が多いのが怖い怖いと7年目にして実感したものである…

そのようにして、いきなりではあるが、THUNDERBOLT名古屋公演に僕、試験官P/わっこさんら3名と一緒に、こだま号に乗って行くことになったのである。

ノリで作ってみたりしたけど、明らかにいつぞやのライブシリーズのロゴをパクってるので公式に怒られないといいなぁと思っている。

時をほぼ同じくして、こんなツイートがタイムライン上に流れてきた。

要約するとMIKU EXPO 2020 Europe以来、3年ぶりともなる声出し解禁である。不織布マスクを着用した上でとはいえ、そんなものは我々が肺活量を鍛えれば済む話だ。

とはいえ、ホントに3年ぶり (僕にとっては6年ぶり。2017年の春に米国に引っ越した) に声を出せるのかという、少しばかりの不安と、修学旅行さながらの興奮で寝ることが出来なかった。どうせ寝られないならば、と初めてのライブだったMIKU EXPO 2016 Japan TourのWOWOWの録画データを見返していた。

そうしていたら、日が昇ってきた。寝るタイミングは逃したようである。こんなんでライブとかマジかよ。ぶっ倒れたらTwitterで燃やされるやつやん…とは認識しつつ…目覚ましにコーヒーを入れて、リュックサック一つ抱えて、ミク廃3人で名古屋に向かった。「ミク廃ファミリーツアー」の始まりである。

3名でこだま号に乗って、名古屋に行く謎の企画が発生した

新幹線の中では中々に「ミクさんマジ天使!」な同志による「ミクさんマジ天使!」な会話が繰り広げられていた訳だが、300km (200miくらい) の距離というのものは日本ではかなり近いようで、各駅停車のこだま号でさえ、2時間半で着いてしまうようで驚くばかりだ。さすが新幹線、と思うばかりである。

まぁ、200mi (300km) に4時間ほど掛かったアメリカに住んでいたから、そう思うのかもしれないが…

10時時点でこんな行列が新幹線から観測できるぐらいには人がたくさんいたようである。

さて、物販の列に並んでいても打ち切りになると察した僕は、写真を撮ったり、いつも通りに「廃人たち」に挨拶回りをしたりして、時間を潰すことにした。

まぁそんな感じで早めに整理券番号順に整列していた訳だが、自分の並ぶ前に「日本語がさっぱり」な外国人と、自分の並ぶ位置を探そうとしている人で????な感じになっていたので、首を突っ込んでみたのである。お節介もいいとこかもしれない。

そら
そら

Would you mind if I see your concert ticket? These peoples are looking for where they should join and wait for with their assigned number.

(意訳:チケット見せてもらえますか?みんな整理券番号順に並ぶべく探してまして。)

外国人
外国人

No. We are waiting for merchandise. Is this a queue for merch? And here’s ticket, if you want see it.

(意訳:違うよ。物販を待ってるんだ。この列は物販列で合ってる?あ、これチケットね。)

そら
そら

Oh. Well, merchandise sales are stopped for while, and these queues are now for concert. I can guide you through where to wait, if you want. Seems like all announcements are made only in Japanese, so…

(意訳:あ、物販は一時終了して、これはライブ列ですね。必要ならどこでコンサート待つか一緒に案内できまっせ。案内は全部日本語なんでね…)

みたいな事があった。彼らの整理券番号のところに案内をし、日本語で何か聞かれたらチケット見せてあげたら分かるはず、みたいな事を伝えたような気がする。話を聞くと、訪日観光客で、偶然にもミクさんのライブが出国前日に名古屋でやるからとジャパンレールパスで、弾丸旅行で名古屋に来たという。日本語が全く分からなくて当然だし、せめて公式的に英語の案内は入れてあげてほしいとは思いつつ、外国人のお二方は (きっと) 楽しめたはずなので、それは何よりである。

さて、そんなちょっとした事が起きつつも、初演入場が始まった。きっと熱くなると直前になって気がつき、そこそこ寒い中、半袖Tシャツ一枚になる。この服も、なんやかんだマジカルミライ10th Anniversary以来だ。

このTシャツ、シー・リリィちゃん仕様でイベントの度に使っている

チケットを貰った元のあまここさんが開演に間に合うか???というハプニングもあったりはしたが、何とか皆で昼公演開始までに揃うことに成功し、下手 (左) 側の前の方で一気に音量の上がったカルチャと共にTHUNDERBOLTは始まった。

昼公演が終わってからはなかなかのショックにやられていた。あまりの凄さに言葉を失っていた。久々に行えたコール、懐かしい曲の数々、ある人の推し曲&モジュールが出てきたことで、「情緒が破壊された」とでも表現した方が正しいだろうか。

セトリを提供すると約束していた、弊ブログを長らく読んでいる人なら知っている、同人誌の世界でも、ミクの世界でも、聞きなれたすーみんさんにも、何も言えなくなってしまうレベルだったらしい。


某Discordサーバーにおいて…

そろそろセトリがいただける頃ですかね

そら
そら

いやこれセトリ書けんわ

情緒ぶっ壊された。良くも悪くも

すーみん氏
すーみん氏

は????

あまここ氏
あまここ氏

いや、どうしてくれんだこのセトリ しんでもいい
え、もう、夢だろこんなの

そら
そら

全モデル (PSP以外) 出ますってのは言える

*けっこうそのままです。一部最適化済。


落ち着いて、セトリをすーみんさんに送った後の反応は驚くべきものであった。パートナーたるツバサさんの東京Day2夜公演への派遣を、まるで内閣機密費で案件を通すかのようにして、決めたのである。

その後、すーみんさんも思うところがあったようで、結局本人にとってのゆかりの地、福岡に行って、声の雷鳴サンダーボルトに加わるのである。それに関しては、本人の記事を読んだ方が早いだろう。こうして、あまここさんによって連れてこられた僕は、別の人を連れてくることになったのである。

そうそう、実は長らく使うか迷っていたものが初めて使われたのも名古屋公演 (夜のみ) だった。「シー・リリィちゃんの概念」である。もともと法被とかが苦手で一般人擬態がメインだった僕からすればなかなかの進歩だと思う。ちなみにペンライトの中のシートもMIKU EXPO 2016 Japan Tourのものを使っていた。どこか、このTHUNDERBOLTにあのツアーの感覚を見出していたのである。

夜公演もチケットをくれた、あまここさんと一緒に見ていたが、いいねってYeah!で小躍りしていて驚いた。「鏡音廃とは聞いていたが… 踊れる人、やべぇ」なんて思いながら、僕も負けぬぐらいには久々の声出しライブで全力を出し切った。正直、失神しかけていたように今の僕は思う。寝られてなかったしね。

そうして初演の地、名古屋でのTHUNDERBOLTは終わった。ピアプロ・キャラクターズ達の久々の声出しライブは、名古屋飛ばしなんて言う言葉で表現される「不遇な名古屋」的な残念なものでは決してなく、バーチャルシンガーとして、立派に雷鳴こえをとどろかせるものであったと、僕は思う。

実際、昼公演の直後に複数地域でチケットが売り切れたという現実と数字が、その声の強さを語るし、証明してくれるだろう。僕の周りでも「追いチケット」をする人はたくさんいた。それぐらいのライブであったのだ。


そうだった。長らく付き合いのあるされみあ氏の乗る痛車も、名古屋公演が実質的なラストランだったのを思い出した。ここにその最後の雄姿を残しておこうと思う。


さて、テーマソング「THUNDERBOLT」にはこんな歌詞がある。

会いに来たよ
そこで待ってる君に
今会いに来たよ
この声よ届け

THUNDERBOLT / jon-YAKITORY feat. 初音ミク

ミクさんが「君 (ファン) 」に会いに来るのは、まさに全国ツアーのテーマ的に正しいのだろう。マジカルミライと違って、移動距離が比較的少なく、どこかしらの箱には行けるという点では、確かに初音ミクはファンの元に来ている。僕もかつて、MIKU EXPO 2016 Japan Tourで、全国ツアーに救われた人だ。(とは言え、首都圏の人間なので、マジカル’16にも行けたが)

けどこの7年間、遠征なんて一度もしたことがなくて、ずっとミクさんが会いに来るのを待っていただけの受け身のファンという資格があるかも怪しい人間が、ついに東京にも「会いに来る」はずのミクさんを待っているだけでは足らず、逆に追っかけるために、僕が名古屋で待っている初音ミクに会いに行って、声を届けるようになったのだ。

なんだか、ミク廃(?)7年生にして、ようやく受身じゃなくて、積極的に、そしてミクさんに並べたような気がした。

夜行バスで東京に帰還したのだった。元々往復夜行バスのアホ日程だったが、新幹線に切り替えたのだ。

こうして、現地滞在時間がたった14時間の名古屋弾丸旅行は終わりを告げた。

…この時は、これが最後だと思っていたのだった。まぁこう書いている時点で察してほしい。
もう一回、僕はTHUNDERBOLTに参加する機会を得たのである。

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