もともと創設したサークル向けに作っていた文書「マジカルミライの歩き方」から、アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉 (以降アパ幕張) に関しての記載内容を切り出して、追加調査して盛ったメモ帳がわりのあれこれ。

なぜこんなものを?
マジカルミライの間、アパ幕張に泊まると、立地の良さもあって殆どが法被を着た実質的な第二会場になっていること、また大手オフ会が長らくここの高層フロアで開催されていたりする。このことを鑑みて、アパ幕張の仕組みを理解することで、各々にとって良い滞在となる為の雑記帳として、本ページを作った。
全体
真ん中にガラス張りのでっかいビルがあり、その両隣に茶色の別館が立っている構造となっている。

アクセス
駅から向かう途中に「ホテルニューオータニ幕張」と書かれた連絡通路があるが、アパ幕張との共用通路になっているので、階段を降りることなく、そのまま気にせずに進んで問題ない。

なお、深夜になると防犯上の都合から、連絡通路からニューオータニに入れなくなり、連絡通路の電気が消される。通路が閉鎖されることはなく、アパ幕張へは24時間アクセス可能だが、けっこう暗いので要注意だ。
セントラルタワー
真ん中にあるでっかいタワーのこと。幕張メッセ周辺でけっこう目立つ。実は千葉県で一番高く、かつ日本国内で一番高さのあるホテルでもあるとか。客室数は1001室。ビルの設計は広島の平和記念公園や代々木第一体育館、新宿の都庁を手掛けた丹下健三が行っている。

もともと、このビルは「幕張プリンスホテル」として知られていた。しかしながらバブル崩壊と2004年ごろに西武グループの同族経営に伴う事件 [1] でプリンスホテルも危うくなり、2005年12月21日にアパホテルが買収した[2]。そうして翌年、2006年7月1日にリブランドオープンしたのがアパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>であった。
[1] 西武鉄道有価証券報告書虚偽記載問題のことである。また、プリンスホテルはバブル期にかなりホテルを乱立しており、幕張プリンスも幕張メッセのイベント時以外は閑散とする不良債権気味な状態であった。この時代のプリンスホテルによく見られる採算性の悪さから、事業見直し時に手放す方向に向かったとされる。
[2] Internet ArchineのWayback Machineより。当時のプレスリリース上には最上階に展望台を設置することや、最上層部を高級志向に、上層部をビジネスに特化させるなどと書かれていたが、結果的に実現していない。ただし、露天風呂の導入やシングルルームのツイン化など実際に実現したものも含まれており、興味深いものである。
幾度の改装を挟んでアパらしさは増したものの、元々が幕張プリンスホテルの居抜きである事、また1990年代に開業したこともあって、部屋がアパホテルにしては比較的広めの部屋 (最低でも17.8平米) で、たまご型ユニットバス/定量止水栓・節水シャワーでは無いので、アパのスタイルが苦手な人も幾分かは許容できるかもしれない。また、カードキーが無くとも電気が使える仕様なのも良い点だ。

また一応、全室オーシャンビューということになってる。

一方で同時にかなりバブリーな設計であり、エアコンも大雑把な設定しか出来なかったり、設備の古さも目立つ。一部では壁の薄さを指摘する声もあるので、騒ぐつもりならお勧めしない (そもそも騒ぐなと思うが)。
また、ロビーをはじめ、大浴場、朝食会場、貸し会議室や、ローソンやマツキヨといったショッピングなど、様々な機能を備え持つので、イースト/ウエストウィング宿泊者でも一度はお世話になることだろう。
ロビー

セントラルタワー1階にある。真ん中のソファには誰かしら座ってるくらいに人がいる。マジカルミライの時期はとにかくファンだらけだ。かつてはここでチェックインを行なっていたそうだが、今はイーストウィングで行うので、だだっ広いだけの空間と化している。

エレベーターに向かって左側はイーストウィング/チェックインカウンターへの連絡通路とインフォメーションカウンターがある。途中に宅急便発送カウンターやバーもあるので、滞在中に一度くらいは使うだろうか。

インフォメーションカウンターは荷物預かり/クロークとしての役割も持つので、こちらも混みやすい。チェックイン前でも預かってくれるので、時間に余裕を持って荷物を預けてからマジカルミライに行くのも良いだろう。
また、その横にはアプリで事前にチェックインする事が出来る「1秒チェックイン」を済ませた人向けのルームキー発券機 (これを一秒チェックイン機とか言ったりもするけど) も並んでいる。マジカルミライの時期は凄く混むので、事前に1秒チェックインの手続きを済ませることをオススメしたい。

エレベーターに向かって右側にはウエストウィングとの連絡通路や、後述するショッピングアーケード、イタリアンレストランにラ・ベランダ (朝食会場) がある。

また、マジカルミライ後の月曜は大概ファンが集まっているので、それを楽しむのも一つの醍醐味であると私は思う。

ショッピングアーケード

ロビーのウエスト側 (正面向かって右側) の、連絡通路との接続エリアにはショッピングアーケードという売店エリアがある。2階にはネイル屋とローソン、3階にはマツモトキヨシが入ってる。


ローソンに関してはウエストウィング1階にもあるので、分散して利用しよう。また、マツモトキヨシは営業時間が短いので要注意だ。
朝食会場
朝食はビュッフェ形式で、通常はラ・ベランダが朝食会場として割り当てられる。ラ・ベランダ テラスというウエストウィングからアクセスできる方もあるが、中で繋がっているし、提供されているメニューも基本は同じである。


大混雑が予想される時に、臨時会場として最上階のスカイクルーズが使用されることがある。実際、マジカルミライの際にも同様の運用が行われる事があった [2022年の事例] [2021年の事例]。朝食のメニュー自体は大体同じなのだが、実演系の演出がない。

この運用はスタッフ側の提案によって、少人数に対して行われるようなので、自ら希望していくことは出来ないようだ。通常は数千円程度するランチ・ディナービュッフェでしか入れない上に、最上階から景色を見ながら食べられるので、運よくスタッフに声をかけられたら提案に乗ってみるのも良いだろう。
大浴場

旧幕張プリンスを買収し、アパが最初にやった事が大浴場の設置である。セントラルタワーの4階にフロアまるまるを使って設けられている。
また、タトゥーをした人でも10×12cmのシール2枚で隠すことができる場合は大浴場を利用することが出来る。このシールは1泊につき一人あたり2枚まで、フロントにて無料提供されるので、外国人の方やファッション・タトゥーをしている方でも入る事が出来る。マジカルミライに合わせて日本に来日された外国人の方には (受け入れ可な温泉を探す手間が省けるので) オススメである。
客室の種類
セントラルタワーにはいくつかの客室の種類があるが、通常客室の1ベッド部屋 (シングル・セミダブルおよびダブル) 、2ベッド部屋 (スタンダードツイン) もしくは角部屋 (デラックスツインおよびスイート) に分類できる。

実はセントラルタワーの客室のみ、金庫 (セーフティボックス) が存在するので、客室清掃における窃盗などに不安を感じる場合はこれも判断材料になるかもしれない。
シングル・セミダブル

幅140cmのダブルベッドが入っている部屋。35階~37階と40階~45階の通常客室がこれにあたる。


部屋のサイズは17.8平米。旧幕張プリンス時代はこれらの部屋をシングルルームとして設定していたので、本来想定された姿ではある。ちなみに2013年頃までは117cm (120cm?) のセミダブルベッドを入れていたが、アパ化の一貫で140cmのダブルベッドに統一がなされたようである。唯一のアップグレードと言えるだろう。
なお一部の部屋 (40~44階) はソファが設置されている。これはアパによる買収後も本フロアはシングルルームとして存置され続けており、フローリングや壁などは更新されているが、部屋の種別を変えるほどの大規模改装が入っていない事によるものだと思われる。
逆に35~37階の部屋は、アパによる買収後に一度「カジュアルツイン」へ改装されており、2013年6月の客室改装 [1] の際、再度シングルベッド化したものとなる。140cmのセミダブルベッドを優先して導入したものの、旧幕張プリンス時代の設備を存置していなかったことから、窓際には椅子とテーブルが設置されているだけだ。ちなみにかつてはシングル客室のうち、これらの客室のみを指して「セミダブルルーム」と呼んでいた [2] らしいが、現在はすべてのシングル客室が140cm幅のベッドとなったので、全てセミダブルルームと表記している。
45階も旧幕張プリンス時代からの存置フロア [3] ではあるが、なぜか同様の改装が為されており、椅子とテーブルのみである。後述するダブルと設備的には同等ではあるが、40~44階と比較するとハズレと言われても致し方ないだろう。


[1] Internet ArchiveのWayback Machineより、2013年6月16日リリースの改装のお知らせを読むと35~37Fとある事から、40~45Fは対象ではなく、2013年から2014年の間はベッドが広く、かつ上質になった代わりにソファが無くなるという駆け引きだったと思われる。なお、2014年8月末時点の客室案内を見ると140cmに統一されている事が分かるので、ウエストウィング開業後に仕様を合わせる形でベッドの入れ替えを行っていたと考えられる。ソファが撤去されたダブル客室がかわいそうであるが…
[2] Internet ArchiveのWayback Machineより、2014年の客室間取図を見るとシングルとセミダブルが別に表記されている事が分かる。なおプラン上はシングルB/Cの違いのみで、正直よくわからない。
[3] Internet ArchiveのWayback Machineより旧幕張プリンス時代のシングルルーム (スーパーパノラマ) は40〜44階にしか設定されていないことがわかる。もしかすると45階に通常客室が無かった (オーバーブッキング用の臨時客室?) 可能性があるが、そうなると幕張プリンスの頃から客室数が増えていないことに説明がつかない。
ダブル

幅160cmのクイーンベッドが入っている部屋。32階~34階、38階と39階の通常客室がこれにあたる。
先述のシングル・セミダブル客室との違いは大きめのベッドを入れているだけである。なお、ダブル客室には先述のシングル・セミダブル客室のような旧幕張プリンスの設備を存置した「当たり」部屋などはなく、ダブルルームとして旧幕張プリンス時代から存置され続けている38~39階も含め、椅子とテーブルの構成のみ [1] である。
[1] Internet ArchiveのWayback Machineより、2013年1月時点での客室案内ではまだソファが残っているが、2013年6月16日リリースの改装のお知らせを読むと、この時点で旧幕張プリンス時代から存置されていた38~39階のダブル客室からソファを外したようだ。クラウドフィットの導入とほぼ同時期に行われたようなので、2013年の頭では改装途中であり、クラウドフィットの導入の代わりのダウングレードとして行われたとみられる。
スタンダードツイン

幅100cmのシングルベッドが2つ横並びに入っている部屋。5階から31階の通常客室がこれにあたる。基本的には低層階がメインとなる。一応「高層階スタンダードツイン」の名前で26階から31階のツインを確約する事が出来るが、これ以上のフロアでツインを希望する場合、後述のデラックスツインを予約する必要がある。


部屋のサイズは17.8平米。旧幕張プリンス時代は全ての通常客室がシングルルームとして設定されていたところ、アパ化の一環としてツインを入れている、という事であるらしい。アパホテルとしては広い方ではあるが、無理をしている感じもしなくはない。
元々、旧幕張プリンスを買収した直後にシングルルームをツイン化した客室を「カジュアルツイン」、2010年ごろからシングルルームをツイン化した客室を「スタンダードツイン」と呼び分けていた。カジュアルツインに関してはベッド幅85cmのセミシングルベッドを採用していたのと、アパホテルのブランディングが未熟な時代に突貫作業で行ったことから通常のビジネスホテル色を残していたが、2018年頃にすべてスタンダードツインに統一され、アパのプロダクト色が強い部屋の設計となっている。一部のカジュアルツイン客室はセミダブル客室に改装されたものもある。
デラックスツイン

幅120cmのセミダブルベッドが2つ横並びに入っている部屋。5階から44階の角部屋がこれにあたる。「高層階デラックスツイン」として予約すると25階以上の部屋を確約できる。32階以上のフロアでツインを希望する場合はデラックスツインが唯一の選択肢となる。45階にない理由は、それらの角部屋はスイートルームとなる為である。
部屋のサイズは32.5平米。旧幕張プリンス時代はツインルームとして設定されていた[1] ものを、そのまま存置した部屋である。デラックスツインの部屋はトリプルとの相互運用が可能なようだ。


(おそらくxx01号室系)

また、角部屋という都合から、窓の数が多いのも特徴である。xx21号室は幕張メッセに向いているので、フロアによっては朝の待機列を見る事も出来よう。

左側に幕張メッセの9~11ホールが見えていると思う。
なお、現在の公式サイトにおいてデラックスツイン客室のサイズはすべて32.5平米とあるが、旧幕張プリンスおよびアパ幕張初期のWebサイト[2]上では32.5平米と35平米の客室が混在しているとある。
32.5平米の客室は海側を向いているxx14/xx34号室であり、部屋にソファがある一方で、クローゼットが洗面台エリアに備えられている小さなもののみである。窓を開ければ海が目の前に見えるという利点もある。


一方でxx01/xx21号室の客室は35平米である。ソファが無い代わりに、中で着替えられるくらいの広さのあるウォークイン・クローゼットが設けられている。しかし客室の中で通路が占める割合も多く、部屋が内陸側に設置されているため、海が見える窓は限られていたり、ハズレと言われても致し方ないところがある。


けっこう広めで中に鏡もある。
ちなみにどちらのタイプの客室でも、洗面台はユニットバスの外に一つ設けられている[3]。なおユニットバス内にも小さな手洗い場があるので、謎である。

[1] Internet ArchiveのWayback Machineより、当時の予約ページに掲載されている客室画像と現行のデラックスツインが同じでであることが分かる。
[2] Internet ArchiveのWayback Machineより。旧幕張プリンス時代の予約ページにも、アパ買収直後のページにも32.54㎡ / 35.03㎡と記載がある。なお、旧幕張プリンスにおいては32.5平米の客室をソファベッドを用いてツインとトリプルの相互利用が可能な運用としていたそうだが、アパ買収後は35平米の部屋でもエキストラベッドの追加によってトリプルとの相互運用が行われるようになった。
[3] 高級ホテル乱泊記さんの記事によると、この洗面台の設計は「びわ湖大津プリンスホテル」や「新宿プリンスホテル」に近い設計をしているとのこと。他にもアパグループの抱えるプリンス居抜き物件として有名なアパリゾート上越妙高なんかも似たような設計をしている気がする。この時代のプリンスあるあるの設計を色濃く残している箇所となるだろう。
[4] GIGAZINEのレビュー記事を見るに、かつてはここに冷蔵庫があったようである。今はデスクの下に移設されているので、冷蔵庫自体は存在している。
スイート系
編集中
ウエストウィング
アパホテルが2014年に作った別館である。旧プリンス時代の影響を (一部は改装したとはいえ) 多分に受けているセントラルタワーとは一転、基本的に他のアパホテルと変わらないコンパクトな部屋であり、アパらしさの強い部屋設計および設備である。

幕張メッセへの連絡通路へのアクセスが良いので、マジカルミライではそこそこ人気がある。

共用エリア
1階の共用エリアにはチェックイン機能などは元よりなく、ただ椅子が並んでいる程度である。

このベンチで酒盛りしてる宿泊客を見かけることもあるが、周りに飲食を控えるように書いてあるのでやめよう。

喫煙所

1階の玄関口の横に喫煙所がある。禁煙室しか取れなかった人でも吸える。時間によってはファン同士の雑談が聞こえるので、喫煙者の方は行ってみるといいかもしれない。
(残念ながら筆者は非喫煙者であるため、中までは撮影していない。)
ローソン
幕張メッセの周辺に大手3社のコンビニが多くない [1] 事や、あっても海浜幕張駅の反対側と遠いこともあって、泊まっている最中に一度くらいは使うであろうコンビニである。24時間営業なので、ふとした時に気軽に行ける。大浴場に近いこともあり、浴衣 (パジャマ) で入ってる人も多い [2] 。

なおセントラルタワーにも先述のショッピングアーケードにローソンはあるが、ウエストウィングのローソンの方がマジカルミライに合わせたノリにノってることが多い。


セカライやラブライブなど、他のライブイベントでも似たようなことをするそうなので、サブカルチャー全般に対してノリの良いオーナーさんなのだろうか。嬉しい限りである。
[1] 幕張メッセ内にはデイリーヤマザキしか入っていない上に営業時間も短い。幕張メッセ周辺に存在する大手3社のコンビニはセブンイレブンとローソンがオフィスビル内に設置しているものか、アパ幕張内のローソン2店舗しかない。ファミマ系に関しては駅の反対側に行かないとないので要注意である。おそらくイオンの本社があることから、ミニストップだらけになっているのだと推測される。
[2] 大浴場のルールには「浴衣、スリッパでの利用可(他の施設ではご遠慮ください)」とあることから、厳密にはルール違反ではあるのだが、大浴場との行き来の間ならふと立ち寄っても致し方なさそうである。ので、この場ではここら辺に関してとやかく言おうとは思わない。
客室の種類

ウエストウィングは500室あり、その全室がツインルームである。11階建ての建物で、そのうち2~4階と8~11階 (計350室) が禁煙フロアで、5~7階 (150室) が喫煙フロアとして設定されている。
ウエストウィングツイン
通常の部屋は13平米、角部屋 (コーナーツイン) は14平米である。基本的には全てのベッドが幅110cmのワイドシングルベッドであるので、実はセントラルタワーのスタンダードツインより若干ベッドが広い。



アパホテルオリジナル3Dメッシュまくら「PRIDE FIT」が導入されていることや、携帯電話などの充電に便利な点でも、部屋の快適さの意味においては、セントラルツインより良いという事になっている。また、たまご型ユニットバス/定量止水栓・節水シャワーが導入されている点を見ても、かなりアパホテルのプロダクト色の強い客室となっている。
ちなみに角部屋にあたるコーナーツインはトリプルルームとしての相互運用がなされているようで、コーナーツインとしての運用時はエキストラベッドを入れるスペースに椅子とテーブルが設けられることもある。いずれにせよ、コーナーツインは1平米分広く、総じてハンドスーツケースやボストンバッグを置けるぐらいのスペースがあるので、非常に便利で当たり部屋であるという事もできる。が、これらの部屋は予約時点からの指定が出来ず、ウエストウィング500室のうち、僅か40室のみ (各フロアに4室/50室中で、10階分) がウエストツインなので、競争率も高い。
とはいえ、どの部屋も部屋の狭さ (13平米~14平米) が目立つこと、デスクの設計 (冷蔵庫の位置やテレビの位置)、たまご型ユニットバス/定量止水栓・節水シャワーなど、その他設備の面では通常のアパホテルと大差が無いだろう。

この画像だけだとどこのアパか分からない人も多いぐらいに、共通の設計を採用している。

ちなみに筆者はあまり好きではない。
イーストウィング
アパホテルが2016年末に作った別館である。ウエストウィングと同様、アパらしさの強い部屋設計および設備であるが、女性専用大浴場やペット連れ可のコテージツイン客室があったり、ただの別館には留まらない設計である。先述の1秒チェックインを行わない場合、通常のチェックインプロセスだとイーストウィング1階で行われる。

チェックインカウンター
先述の1秒チェックインをしなければ、必ず一度は訪れる場所である。


カード専用の自動チェックイン機、現金を受け付ける事が出来るチェックイン機、有人カウンターなど、様々な種類のカウンターに分かれている。手段によっては混むこともあるので、予め時間に余裕をもって行きたいところだ。
客室
アパホテル側からすると、イーストウィングの客室設計こそが「新都市型ホテル」に完全準拠した客室という事らしい。ウエストウィングもかなりアパの客室設計であるが、それでも準拠できていない部分があるのだろうか。

