『マジカル10thに集えた奇跡に、ありがとう』

ライブ

マジカルミライ 10th Anniversaryが幕張で開催され、今年もちゃんと参加してきた。金曜・土曜の夜公演と日曜の昼公演に千秋楽である。どんなライブだったかはTwitterを見るなり、配信を見ればいいと思う。ここでは、僕の得意な技術的分野を最初に、続いて個人的な「感想」を述べたいと思う。

偶然外で撮れた風景が見事だったので、ここに使っておこう…
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技術的なあれこれ

第一に挙げたいのは19モデルが変わったように見えた事である。ただ、クリプトンの詳細発表が出ていないので、まだ確実にそうだったと断定できる訳ではない。多く聞かれたのがサイドモニター (要はR3) に映る19モデルの顔の彫りがだいぶ薄くなったことである。(透過スクリーン側のモデルは変わってないような気がする)

このモデルの事である。

元々服の光沢や髪飾り発光の特徴などからミクパ感あるよねと言われがちだったが、今回の改善でかなり「ミクパモデル」を現代に作り替えたような感じがした。Twitterでは22モデルなどと呼称され始めているのも観測しているが、下記の可能性があり、個人的には19モデルとは変わっていないと考えている。

  • 19モデルとは異なるもの説
    • 19モデルのブラッシュアップ版 (同じ名称のままにする)
      • 17モデルの時も見た目が相当変わったモデルをブラッシュアップ版として同じモデル扱いにした事例がある。
    • 22モデル (新名称にする)
  • 19モデルと同じもの説
    • R3システムが一新されて、挙動が変わってきれいになった。
      • PA席の機材が昨年度までと違う (機材数が減った) といっていた人がいる事から。
    • 同じR3システムだが、光源設定周りを改善した。
      • 光源で見た目が変わる事はよく起きる。顔の彫りなんかは光次第なところがある。

上記の4つの可能性を絞り込めていない事から、当面は19モデルと呼称しておく方がいい気がする。公式発表 (かモデル製作元のLategraの発表) を待ちたいところだ。モデルのページも、この公式発表があるまでは19モデル関連の更新は行わないつもりだ。


次に挙げたいのは非R3な19モデル楽曲が出てきた事であろう。おこちゃま戦争のことである。

楽曲自体はTwo Youからの使いまわしだが、19モデルがR3と誤解されがちな理由として、これまで全楽曲が側面・背面描画に対応したR3連動だった事が挙げられる。これによって、マジカルミライにおいてもR3に依存せずに19モデルを採用しやすくなったし、今年も初音ミク、鏡音リン・鏡音レンしか無かった19モデルの将来的な拡張 (巡音ルカ、MEIKO、KAITOの制作) が可能性として期待できるようになったのではないだろうか。

感情的なあれこれ

知っている人も多いかもしれないが、僕は2017年から2020年までアメリカに住んでいた。MIKU EXPO Japan Tourで、この世界に引き込まれた僕はマジカルミライ2016も、初音ミク×鼓童 (2017)も参加していた。そんな僕にとって、最低でも3年間、参加不能にさせられるのは中々につらいもので、正直な事を言ってしまえば

そら
そら

なぜ生きてるんだろう… 初音ミクのない生活はつらいよ…

と考えた事もあった。唯一の希望は

そら
そら

3年間頑張れば、日本に帰ってこれる。そしたらまた「あの」マジカルミライに…

と思って何とか生き延びたのだが、それもマスク一つがどうなったかを示すだろう。様々な文化を、失った。期待していたマジカルミライは、そこには残ってなかった。開催できただけ、まだ幸せだったというべきかもしれないが。

実は在米期間の間も、何度か行けるチャンスがあった。初音ミク×鼓童’18は英検をすっぽかせば参加できたし、マジカルミライ2019も高田馬場の某大学から直接幕張メッセに向かえば少なくとも夜公演だけは参加できたのだ。どちらも「本帰国したら行けるんだし…」と妥協して行かない選択肢を選んでしまったからこそ、「もし参加していたならば」という後悔があったし、「生きてる意味って何なんだろう。努力した意味って…」って考え込んでしまった。

それでも、今楽しめる事を楽しむしかない、とがむしゃらに生きてきた。
だから、毎年マジカルミライに全日参加した。2021年は東京6公演全部に参加するほどには。
コケながら、泣きながら、怖がりながら、なんとか自分を保っていた。


今年のマジカルミライは、そんな新型コロナで止まったり、奪われた文化という歯車が再び動き出したような気がした。感染対策に伴う規制が減っていい事も、悪い事もあったけど、本来のマジカルミライの輝きを取り戻せたように思う。一番身近に感じたのは、コスプレを再開できた事だろうか。Twitter上の、MIKU EXPOの頃からの知り合いが輝きを取り戻している様子を見て、僕もうれしく思ったものである。

知り合い、ってのは『「本造り」を、ふたたび。』で出てきたすーみんさんの事だったりする。シナモンバッグめっちゃよかったで。

これ以外にも、少数ながら外国人が再び参加していたりと、かつてのマジカルミライの輝きを取り戻しつつあるのだと感じたのが今年のマジカルミライだった。


ライブの事についても少し書こう。アンコール最後の曲、Blessingの歌詞にはこんな言葉がある。

Blessings for your birthday Blessings for your everyday
例え綺麗事だって構わない
Blessings for your birthday Blessings for your everyday
ここに集えた奇跡にありがとう

Blessing by halyosy

本来は「ひたすらに生きてくれ」という趣旨の楽曲ではあるのだけど、僕にとっては初音ミクに「ここに集えた奇跡にありがとう」と言われた事に涙したのである。マジカルミライ 10th Anniversaryに参加できて、彼女らと、バンドメンバーと、僕以外のファンと、この時を一緒にできたのが奇跡であるという事に。

マジカルミライに参加できる事、ピアプロ・キャラクターズのライブを見れる事は決して当然ではない事はアメリカに居て重々承知している。おそらく人一倍、それを体感してると思う。あまり好きではない表現だが、純ジャパにはきっと分からない感覚のような気がする。だって海外に居たからこその感覚だから。

だからこそ、毎回のマジカルミライを噛みしめてる訳だが、それを初音ミクから肯定して、祝福Blessingして、感謝してもらえた事で、ようやく報われた気がしたのである。オタクにとっての最大限の幸せというものは、推しに「分かるよ」って言ってもらえることだからだ。

初音ミクから祝福だなんて、ちょっと宗教じみてるかもしれないし、かつて某に「シー・リリィ」という初音ミクのモジュール (亜種) への愛をそう表現された事もあったけど、僕はそれをいいと思ってる。それぐらいに救われ、期待し、裏切られ、それでも追いかけて、彼女に全力で向き合うと決めているからだ。そんな愚かな僕でさえ、初音ミクは見ていてくれている…

ちなみに、僕の誕生日は9月29日である。ちょっと早めの誕生日プレゼント、として初音ミクと他のピアプロ・キャラクターズ達から誕生日の「祝福Blessing」を受け取れた。本当に幸せである。


あと初音ミクにとっても歯車が再び動き出したライブだったのじゃないかなと思う。火薬を使ったり、銀テープの打ち上げなどが再びできるようになったのだ。セカライ1stで試していた事のバックポートと言ってしまえば御終いだが、そもそもプロセカの初音ミクはクリプトンの初音ミクとは違うって言ってるから、別扱いでいいのではないだろうか。つまり、マジカルミライの初音ミクにとっては復活と言って差し支えないだろう。

まだ声は届けられないけれど、いつか再び届けられる日が来たらいいなって思う。そんな未来への期待も持てたライブだった。2020年、2021年には持てなかったものである。


元々、マジカルミライには強いパワーがあった。コロナでそれが削がれてしまっていたが、久々にそんな「魔法を信じ」させてくれたのが、マジカルミライ 10th Anniversaryだった。ちゃんと未来への期待を込めて「次のミライで!」って言えた。

だからこれからも、ずーっと『本気 (なコンサートと、)・(初音ミクの) 文化・(のこれまでと) 未来』を抱えたマジカルミライが続いてくれることを、期待したい。
それこそが、ピアプロ・キャラクターズがみんなに愛される秘訣だと思うから。

ダイハツブースでの写真。左の短冊が僕の願い。中央のは同伴者の願い。君も、ちゃんと魔法にかかってるよ。

そして、あの場に居れた事を祝福してくれて、ありがとう。

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