さて、久々だが、溜まっていた卒業旅行の備忘録でも出していこうと思う。ちなみに、前提として、これは当時書いたログを若干改変して出しているのと、これまでの経緯としてはこれを読んでおくとよいだろう。
本来起きるつもりだった5時起きに失敗し、2時間遅れの7時に起きてしまった。直通電車がいたはずだが、残念ながら逃してしまったのでRE電車とBRB電車を乗り継いで行くことにした。ところでドイツの近郊鉄道は若干低床っぽさがあるので、デカめのトラムのように思ったりする。これはバイエルン鉄道だけなのだろうか。
二日目のシュトゥットガルトから乗った電車を思い出しながら、きっとそうではないと思ったりした。
さて、ノイシュバンシュタイン城のふもと、フュッセンに向かう電車は途中から単線区間になる。そのあたりから、雪に包まれた山々が見えてくる。まるで「アルプスの少女ハイジ」のようで、窓から目が離せなくなってしまうものだ。そうして撮影しているうちに、フュッセンの街についてしまった。
フュッセンからノイシュバンシュタイン城の最寄りバス停の村までは数ユーロするバスだが、そこからは坂道である。さらに課金して馬車を使う方法もあるが、貧乏旅行らしくない。ということで自らの足頼りで登ることにした。疲れてしまい、息切れをしたものだ。二、三回かベンチで休むほどには体力不足を痛感させられた。
30分ほどするとノイシュバンシュタイン城が見えてくる。シンデレラ城のベースなんてよく言われるが、実際「要素」としてはその雰囲気を感じる事ができる。
中に入るチケットも取れなかったし、何より内装は撮影禁止であることから、手前まで登って30分もせずに下山する事に決めた。父もかつてここに来た事があったらしいが、「中身はsoso (そんなでもない) 」といっていたのも、入らなかった理由でもある。
さて、帰る前にバス停から見えた風景があまりに良かったので、マニュアルモードでいじって撮影してみた。こういう写真を撮るには専用機かXiaomi 12S Ultraのようなカメラ特化のハイエンドスマホがないと難しかろう。そうして3時間近くかけて再びミュンヘンの街へと戻る。
ミュンヘンからウィーンへ行くのにお世話になるのはOBBのRailjet Xpress。高速化は230km/h程度と、導入当初の新幹線に毛が生えた程度の速度に留まりつつも、ヨーロッパ中の夜行電車ビジネスまで引き継いで成功させている堅実なオーストリア国鉄である。いくら300km/hを超える新幹線対抗のICEを作れても、近年は故障やスト続きのDBより信頼度が高いと信頼されていたりするのも見かけた。個人的にもICEとの比較の観点で気になったので、数少ないヴィーンに直通するRailjet Xpress列車を待ったのである。
ところでウィーンに向かうRailjetの中で、私事ではあるものの精神的に参る話を人から聞いてしまった。正直にいうとその影響を受け入れがたくもあるが、けれど受け入れられなければ。反応に若干加害性が出ていた気もするし、旅行という「頼れるものがない≒威嚇の状態に近い」ときに聞く内容ではなかったと思った。
端的にいえば、疲れているのだろう。のでユースホステルに着いてもいないが、今日のログはここまでにする。おやすみ
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