17モデル(クリプトン)


(2018年2月16日 追記)  雪まつりで開催される「SNOW MIKU LIVE 2018」にR3技術・17の使用されたのに伴い、モデル自体にも変化が見られたので、変更を加えました。

悪意ある引用による印象操作をする行為が確認された場合、削除申請を行うつもりです。
[1] の入っている段落は、当サイト運営人主観含みます。)


17モデルとは、2017年、マジカルミライ2017の企画展ライブで初お披露目されたモデルである。製作はCFM。読み方は「じゅうなな」では無く、「イチナナ」である。
また、BUMP OF CHICKENの「Ray」のMVに使用されたモデル、14モデルの後継である。


マジカルミライ2017のBlu-rayのクレジットによると、セガ製モデルと同じMARZAが製作に関わってるようには見えるが、あくまで原則はクリプトン所持であると言えるだろう。SNOW MIKU LIVE 2018のWOWOW放送では、クリプトン単独のように表記されている。

2017年9月ごろ、上海のとある幕張メッセ規模の会場に「HATSUNE MIKU with YOU 2017 CHINA FESTIVAL」として11月下旬に会場使用申請されたことが発覚。その後、開催1ヶ月前になって詳細が公表された。そのサイトが公開され、それである事に多くのファンが気が付いた。
「Graphics by SEGA / MARZA ANIMATION PLANET INC.」という、いつもの定番表記がない気が付いたのだ。それに加え、一時期サイトに17としてマジカルミライでお披露目されたモデルの画像が掲載されており、それを契機にして「17式」としての詳細が求められるようになった。なお、結局このライブでは17モデルは一切使われていない。(一方、テンセント製のモデルは使用されている)

2018年2月、クリプトンがSNOW MIKU LIVE 2018の新技術実験の告知において、17モデルについて「本公演にあわせ」た「ブラッシュアップ」をしたと発表。
そして2018年2月9日、初めて「一般向け有償ライブ」に使用された。

参考用画像 (ブラッシュアップ版17モデル)




何故クリプトンが?

これは、従来のライブの「映像」をどこが開発してたかが、一番影響している。

これまで、感謝祭は主催、ミクパも子会社(マーザ)が開発・関与しており、マジカルミライ・MIKU EXPOでも協賛・技術協力として参加してきたのがセガだった。つまり、セガが映像を作ってた訳である。

これはセガの「Project DIVA」シリーズの映像を、ちょっとライブ向けに改変して、「使用できる」からである。Project DIVAと共用使用できるという事で、ゲームもライブも開発費を抑えられ、同時にライブにも使えるという利点の元で動いていた。

[1] しかし、セガは初音ミク系列の新作ゲーム・PVを放棄するような行動を起こしている。最新作であるFTDXも、FTに対する「完全版商法」であり、新曲も2曲のみで「ライブから逆に移植した」状態である

セガも、ファミ通を通じて「Project DIVA系の新企画は一切立ってない」と公表しており、マジカルミライでもチュウニズムを持ち込むなど、Project DIVAシリーズから他音ゲーと移転を勧めていると受け取れる行動を行なっている。

これは「毎回モデル・ステージ開発費がトンデモ無い事になるDIVAより、PVに譜面作成するだけでいけるmaimai、譜面だけで済むチュウニズムの方が安く済む」という、Project DIVAの本来の問題点が、Project DIVA X・Future Live系列の失敗で開発費を回収できなくなりつつある問題に当たり、顕在化したのが理由であると思われる。

[1]今後、新たにゲームが開発されない場合、ライブに使用されていない楽曲の「モジュール・曲数」が枯渇、ライブの為だけに新規曲を開発する事は開発費が高騰する可能性がある。 (使い回しが出来ない為、資金を回収できる所が減る事から)

[1] しかし、クリプトンも決してモデルを所持していない訳ではなく、「R3」というリアルタイムでモーションを作り出すライブシステムの他、「17」というモデルも所持しており、結果として将来性を考えた際に、17への切り替えを進める次第になったのではと思われる。

何故非難されているのか

このモデルの変化が「これまで史上最悪の劣化」と非難されている一番の理由である。事実、体格・顔のモデリングが「可愛さ」を追求したモデルでは無いというのがある。下の写真が、2018年2月9日に使用された、「ブラッシュアップ」された17モデルの映像の一コマである。
(R3技術を使用しており、リアルタイムでレンダリングした映像でもある)

雪まつりでの「ブラッシュアップ」版 17モデル

最初の「実験ライブ」で使用された 17モデル

例えていうなら「ミクパとACを足して二で割った (リアル感の追求と、体格)」形をしており、正直なところ「マジカルミライ規模」の会場なら「どうせ顔見えてないだろ」とは思うものの、円盤(Blu-ray/DVD)にされた時に、顔が大きく写ってしまい、従来に対して「劣化」と思わさざるを得ない場所も出て来ると思う。ちなみに、髪の毛の色はフラッシュアップ版からは、「緑」というより「青」らしい色合いを使用している。

クリプトンとしても、今後終了する可能性のある「従来の音ゲー資産」依存からの脱却である「脱セガ」を起こすべく、変化をせざるを得ないだろう。
変化した場合は、非難も出るとは思うが、ミクパの黒箱騒動のように「半年で改善しました!」を再び出来るかどうか、今後の先行きが興味深いところである。

[1] また、大規模ライブでの17モデル使用で、8年以上に及んだセガ系ライブは「終わり」を迎える可能性があるというのも、また非常に感慨深いものがある。

17モデルを避ける方法

やはり、上記に記したように「顔の造形」上、モデルに対しての評判が宜しく無いので、一応避けたい人もいるだろう。ただ、はっきり言ってしまうと、「見分け方は無い」に尽きる。

従来のセガ系ライブには、全て「Graphics by SEGA / MARZA ANIMATION PLANET INC.」と言う表記が含まれていたが、SNOW MIKU LIVE 2018のアフターレポート画像を見る限り、17モデルの場面にはCFMのみがクレジットされている形となっている。

[1] 推測となるが、今後仮にセガを完全に撤廃したライブをやる場合、恐らく見分ける判断のコツは「Graphics by…」が有るか無いかに寄ると思われる。(書いてあったのに17モデルしか使わなかったなどの責任は負いません)

[1] サイト管理人の意見としてだが、現状、何年でセガからの切り替えが終わるかは、分からないというのが実情だ。一部の人は「絶望的」などと扇動する様な発言を行っているものの、よくよく考えてみれば、ミクパモデルみたいに「もはや新規曲が無い」のに、今だにエフェクトを変えて使いまわしてる状態と似た環境になる可能性もあるし、一方で2回限りだったPSPモデルみたいに即捨てられる可能性もある。

[1] つまり、まだ運命はセガ・マーザ・CFMの中の人達ぐらいしか知らないだろう。下手すれば、決まってない可能性すらある。

R3システムとの関係性

よく誤解する人がいるが、R3システムと17モデルを同一であると言う事はできない。

R3とは「リアルタイム3DCGコントロールシステム」であり、あくまで初音ミクのライブを、リアルタイムでモデルを処理しながら、動かすソフトウェアに過ぎないのだ。R3の「ユーザー側」が見れる出力結果が、17モデルと言うだけである。
ちなみに、R3の元は、14モデルと同じ頃生まれた「リアルタイム共演」システムがきっかけである。また、マジカルミライ2017の企画展ライブで生成に使用したパソコンは、GTX 1080 Ti と Core i7-7700Kを積んだ、一般的に購入可能なパソコンを2台で運用している。

ただし、17モデルがR3と深く密接に結びついているというのは事実である。
これまで、17モデルを使用する際は、2018年2月現在、使用された4曲全てがR3で生成されている。

[1] そして、これからも17モデルはR3を前提として動作することになると予測される。故に、R3=17モデルと混在する人がいてもおかしくは無いと思う。

なぜセガ製モデルでR3をやらないのか (やれないのか)

あるまとめサイトのコメントより、なぜ「R3をセガ製モデルでやれないんだ?」との疑問があったので、ここに追記する。

従来のセガ製モデルを使用したライブは、セガなりMARZAなりが予め作った素の映像データを、After Effectsなりで効果を足し (これが「文字」や光の追加演出につながる) ライブを行うだけであった。
つまり、セガからは完成した素の映像を貰うのみであり、モデル自体を受け取って、クリプトンがDIVA等のモーションを使い、勝手にやってた訳では無い。

一方、R3システムはリアルタイムで、場に合わせて3DCGモデルに動きをつける技術である。
つまり必要なのは、R3システム自体、元になるモーション、モデルである。

上記の様に、これまでの形態では、モデルを提供してもらってる訳でも無く、モデルもクリプトンの所有物でも無いので、R3システム上でセガ製モデルを実行できないと言う訳だ。

[1] つまり、今後セガとの契約に、大規模な変化でも起きない限り、R3は17モデル系専用となると予測される。

使用された公演・曲

  • マジカルミライ 2017 (企画展ライブ。メインのコンサート側ではありません)
    • SPiCa
  • SNOW MIKU LIVE 2018
    • 愛の詩
    • ローリンガール
    • 白い雪のプリンセスは